ブログでよく見る「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」って何が違うの…?
今回はこんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の違い
- 読者を満足させる「潜在ニーズ」の考えかた
- 2つのニーズを満たす記事の作りかた
この記事を書いた人
こんな人におすすめ
- 2種類のニーズの違いが知りたい
- ニーズを満たす記事の書き方が知りたい
ブログは「読者の悩みを解決する」記事を書くことがとても重要で、そのためには読者のニーズを知る必要があります。
ここでいうニーズは基本「顕在ニーズ」のことですが、「潜在ニーズ」を満たすことでより読者の満足度を高められます。
そこで今回の記事では2つのニーズの違いや調べかた、ブログでの活かしかたを紹介します。
よりクオリティの高い記事作りのヒントにもなりますので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
ブログにおける「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の違い
読者が情報を検索するとき、実は潜在ニーズを意識して検索する人は少ないです。
では2つのニーズはどう違うのでしょうか?
- 顕在ニーズ:読者が検索する直接的なニーズ
- 潜在ニーズ:読者が自覚していないニーズ
となります。
2つのニーズの違いを具体例で解説
「東京 レストラン デート」というキーワードで検索する人の「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」はどのようになるでしょうか。
- 顕在ニーズ
→東京のオシャレなレストランを探している - 潜在ニーズ
→デートを成功させたい
→相手にいい所を見せたい
このように分類できます。
単純にレストランの情報を載せるだけでも「顕在ニーズ」は満たせますが、それだけでは不十分です。
上記の例でいえば
- レストランで使える支払い方法
- レストラン周辺のデートスポット
このような情報がある記事にすれば読者の「潜在ニーズ」も満たすことができ、あなたのブログへの満足度が高まるでしょう。
ブログのクオリティを上げる「潜在ニーズ」の考えかた
読者の隠れた「潜在ニーズ」を満たすためには顕在ニーズをもとに「読者の望むゴール」を考える必要があります。
1つずつ詳しく解説します。
ステップ①:ペルソナを設定する
「どういう人物に向けて記事を書くのか?」
これをまず明確にします。
たとえば「東京 レストラン デート」のキーワードで、ペルソナ設定を簡単にしてみましょう。
- 20歳の男子大学生
- 飲食店でアルバイトをしている
- 恋愛経験なし
すごくざっくりとした設定ですが、このように「想定読者」を思い浮かべながら記事を書いていきます。
万人ウケを狙わず誰か1人に対してメッセージを伝えるように書きましょう。
もちろん言葉遣いなどは丁寧に。
ペルソナを設定することで「特定の1人」に向けた記事を書くことができ、読者により情報が刺さりやすくなります。
>>ペルソナ設定についての詳しい解説はこちら
ステップ②:検索意図を明らかにする
つぎに「なぜそのキーワードで検索するのか」を明らかにします。
先ほどの「東京 レストラン デート」を例に考えてみましょう。
「東京 レストラン デート」の検索意図
- 近日中にデートの予定がある
- 場所は東京で、ランチを一緒に食べようと思っている
- デートに使えそうなレストランを知りたい
このように具体的な行動目的があって読者は知りたい情報を検索します。
つまりこの場合、レストランの情報はもちろん
- アクセス
- 雰囲気
- 口コミ など
デートのことを考えた情報も盛り込まれていると読者の満足度が上がります。
ステップ③:記事を読むベネフィットを考える
ベネフィットとは「商品やサービスによって得られる恩恵」のことであり、メリットとは少し違う意味合いがあります。
例:ドラム式を洗濯機を紹介する場合
- メリット
→〇kgまで入る大容量
→乾燥まで全自動
→最大〇年の保証付き - ベネフィット
→干す手間が省けて家事が楽になる
→空いた時間で作業が進められる
メリットが「商品やサービスの特徴」を指す言葉に対し、ベネフィットはその先の未来を提示することが目的です。
では先ほどの「東京 レストラン デート」でのメリット・ベネフィットはどんな感じになるか考えてみましょう。
- メリット
→駅から徒歩2分
→ランチの予算は1000円でOK
→おすすめメニューはオムライス - ベネフィット
→雰囲気バツグンで女の子も喜ぶ
→近くに夜景が綺麗なスポットがある
このようにベネフィットまで伝えれば読者は自分の未来を想像することができ、より意欲が高まります。
商品やサービスを紹介するときは、この「ベネフィット」を提示するように記事を書きましょう。
>>ベネフィットに関する詳しい解説はこちら
ステップ④:読者のゴールから潜在ニーズを導く
読者にとってのゴールを考えて、そこからどんな潜在ニーズがあるか導きだします。
「東京 レストラン デート」で検索する読者のゴールは一体なんでしょうか?
「女の子にいいとこ見せて、あわよくばお付き合いをしたい」
恐らくこれが読者にとってのゴールですよね。
つまり読者が「相手の子からの好感度を上げられるような記事」にすればいいのです。
具体的に内容を考えてみましょう。
- レストラン情報
→雨に濡れずに来れるので天気を選びませんよ
→電話、ネット予約ができるので待ち時間がないですよ
→デザートメニューも豊富ですよ - 周辺情報
→休憩に最適なカフェがありますよ
→おすすめの夜景スポットがありますよ - 恋愛テクニック
→女の子との会話術
→最初のデートは〇時に切り上げよう などなど
もちろんこれらすべての情報を1つの記事にまとめる必要はありません。
関連記事として内部リンクを貼っておけば、読者はそこからさらにあなたの記事を見て回るでしょう。
「東京デートにおすすめのレストラン」
↓
「女子との初デートでの会話術〇選」
↓
「20代男子におすすめのモテコーデ」(←物販やファッション系アフィリエイト)
これはあくまで一例ですが、こんな風に読者があなたのサイトを見て回り少しでもゴールに近づくためのアクションを起こしてもらう。
これが私たちブロガーにとってのゴールです。
潜在ニーズを満たすブログ記事の書きかた
読者の潜在ニーズがわかったところで、記事の構成に当てはめていきましょう。
「どんな構成にしたらいいかわからない!」というあなたは下記のテンプレートを参考にしてみてください。
- 導入文
- 検索意図への解決策
- 潜在ニーズを満たす補足
- まとめ
順番としては「顕在ニーズ」のあとに「潜在ニーズ」について書くのをおすすめします。
まず読者の検索意図を満たす必要があり、そのあとで読者も自覚していなかった情報を提示することで
「そうそう!それも知りたかったんだよー!」
となり読者が次のアクションを起こしやすくなります。
まとめ:潜在ニーズを満たし読者の満足させる記事を書こう!
- 潜在ニーズとは読者が自覚していないニーズのこと
- 潜在ニーズを満たす記事は読者の満足度が高くなる
- ベネフィットを提示して読者の潜在ニーズを導く
潜在ニーズと聞くと「なんだか難しそう…」と思ってしまうかもしれませんが、結局は読者にとってのゴールを考えればいいのです。
あなたが記事を書くキーワードを決めたらまず「そのキーワードで検索する本当の目的」は何なのか、考えてみましょう。
とはいえ記事の書きかたで悩んでしまう人も多いと思います。
私のサイトにはほかにも記事の書き方やタイトルの付け方など、ブログの悩みに関するページがたくさんあります。
ぜひご覧ください。