その記事、もしかしたら著作権を侵害してるかも!?
Webライターなら誰しも通る「著作権の落とし穴」があるってご存じでしたか?
この記事ではWebライターが気をつけるべき著作権のポイントを解説します。
これを読めばあなたの著作権に対する理解が深まり、よりよい記事が書けます!
もくじ
著作権とは?
著作権とは、「著作物とその作者を守るための権利」です。
例えばあなたが読んでいるこの記事も著作物の1つです。
この記事の著作者は私なので、私が著作権を持っているということになります。
ほかにも著作物はたくさんありますが、私たちWebライターが特に注意すべきなのは以下の4つでしょう。
- 文学
- 写真
- 画像
- 動画
これらをほかのサイトから持ってきて自分のサイトや記事で使うときに気をつけなければなりません。
著作権を侵害したらどうなる?
著作権を侵害した場合、「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」が発生します。
Webライターは主にクライアントとやりとりをしながら仕事をしますが、著作権を侵害したときはライターが責任を負います。
つまりクライアントが守ってくれることはありません。
そんなに重い罪なんだ!?知らなかった!
そう!だから正しい使いかたをしっかり理解しよう!
Webライターが著作権に注意するべきポイント
私たちWebライターはリサーチしながら記事を書くので、気づかずに著作権を侵害してしまうリスクが高いです。
記事を書くときは、以下の4つのタイミングで著作権を意識してください。
それぞれ具体的に解説します。
文章を引用するとき
ほかのサイトや記事を見ていて、「あ、この文章使いたいな」と思うことありますよね?
そこで使うのが「引用」です。
引用には以下のルールがあるので一度目を通してください。
この中で特に気をつけたいのが、つぎの2つです。
- 引用する側とされる側で著作物が区別されていること
- 引用元を明らかにすること
記事の中で「どの部分が引用文なのか」わからないのはNGです。
【】や『』などの記号を駆使したり、ボックスなど装飾をしたりしてはっきりと区別をつけましょう。
また、どこから引用したのかきちんと明記します。
写真や画像、映像を使うとき
ほかの人が撮影した写真や映像を勝手に使うのもダメです。
特に人が写っているものは要注意で、著作権のほかに肖像権の侵害にあたります。
基本的に写真などは「あなたが撮ったもの」を使いましょう。
フリー素材を使うとき
無料で使える写真や画像を集めたサイトがあります。
Webライターなら誰しも一度はお世話になるでしょう。
ただしサイトによって「画像使用のルール」があるのできちんと確認しましょう。
ちなみにこの記事にもフリー素材の画像を使っていますが、「出典元の明記」が必要ないものを使っています。
ポートフォリオを公開するとき
あなたが過去に書いた記事も、一度クライアントに納品したら著作権はクライアントにあります。
そのため別のクライアントに過去記事をポートフォリオとして提示するのは著作権の侵害になるケースも。
「著作権がクライアントに譲渡されるかどうか」は案件の募集要項に書いてあるのでしっかりと確認しましょう。
クライアントの許可があればポートフォリオとしても使えるから、まずは相談してみよう!
Webライターが引用を使うときの表示方法
著作権を侵害しないために「引用」や「参考」などを使いますが、実はそれぞれ使いかたがあるんです。
なにがどう違うのかわからないよー!
大丈夫!それぞれわかりやすく説明するね!
引用
引用は「著作物をそのまま使う」ことを指します。
言ってしまえばコピペです。
引用をしたときは引用元の明記と、引用とそれ以外の区別をはっきりさせるのが大切です。
参照
参照とは資料や図解など、「目に見えてわかる情報」をもとにしたことを指す言葉です。
「~の図を参照」、「~の資料を参照」という使いかたをします。
参考
参考は、参照よりも広い意味で使われます。
Webサイトやほかの資料をもとにしたときに使うので参照と似ています。
大きな違いは「意見や考えかた」などの「形のない情報」にも使えるのが参考です。
もし「参照」と「参考」で迷ったらとりあえず「参考」を使うのをおすすめします。
転載
転載は引用とおなじくほかの文章を自分のサイトや記事に持ってくることです。
引用との大きな違いは、「あなたが書く文章の割合が少ないこと」です。
転載は原則禁止であり、著作者の許可が必ず必要です。
Webライターにとってはあまり使わない表現ですが、覚えておいて損はありません。
出典
出典は、「引用や参考にした著作物そのもの」を指す言葉です。
「出典」は名詞なので、使いかたとしては「出典:○○」となります。
私は文章のときは「引用」、画像を使うときは「出典」と使い分けています。
まとめ:著作権の侵害は罪!しっかりルールを守ろう!
- 使いかたや割合によって表現がかわる
- 不安なときは著作者に許可をとるのがベター
- 「どこから引用したのか」は必ず書くこと!
記事を書いていると参考にしたい文章や画像はたくさんあります。
正しく使い分ければあなたの記事はもっとよくなるので、著作権を怖がらずしっかり理解しましょう。
著作権のルールが徹底できているWebライターは重宝されるので、勉強して損はありません!
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