Webライティングをしていると、「ペルソナ」という言葉をよく聞きませんか?
私も実際Webライターをはじめてから知った言葉ですし、初心者には難しい言葉ですよね。
ですが読者ファーストを心がける私たちWebライターにとって、ペルソナはとても大事な要素です。
記事の後半ではペルソナの具体的な設定のしかたも解説しているので、ぜひお役立てください!
もくじ
Webライティングにおけるペルソナとは
私たちWebライターは「読者のための記事」を書くことが前提です。
このペルソナが設定できないと記事の内容がぶれてしまい、誰に伝えたいのかを明確にできません。
どんな人に記事を読んでほしいかイメージしてみよう!
ペルソナとターゲットの違い
ペルソナとターゲットって何が違うの?
これは初心者に多い悩みですが、確かに似た意味をもつ言葉として「ターゲット」があります。
具体的に2つの違いを説明しましょう。
例えば「転職 男性」のキーワードで記事を書くとします。
このように「ターゲット」の中から特定の1人をピックアップしたのが「ペルソナ」です。
ターゲットより細かく設定することで、記事の軸が決まり伝えたい情報を絞れます。
ターゲットはあくまで「読者層」、ペルソナはより細かい「人物像」ってことだね!
なぜペルソナが重要なのか?
Webライターが記事を書くときにペルソナを設定するのは、「誰にどんな情報を届けたいのか」を明確にするためです。
大勢の人に向けて書くのではなく、あなたが設定したペルソナ1人のために記事を書くのです。
ではこの3つの理由についてもう少し詳しく解説します。
読者が求める情報を届けるため
ペルソナを設定することは、「どんな人がどんな情報を求めているか」考えることです。
当然ペルソナによって記事の内容は変わりますし、適当に設定してはいけません。
例えばこの記事は「Webライター ペルソナ」というキーワードで書いていますが、この記事を読む人は以下のことを知りたいはずです。
私はこの記事を「Webライターの初心者だった頃の自分」をペルソナとして書いています。
初心者はまず「ペルソナ」の意味が知りたいでしょう。
そして言葉の意味を知ったあと、「じゃあペルソナはどうすれば設定できるのか?」という悩みに切り替わります。
ですのでこの記事では「ペルソナ」の言葉の意味からその設定方法まで網羅できるような記事にしています。
ムダな情報を省くため
読者に必要な情報を伝えるのがWebライティングの基本ですが、情報が多ければいいというものではありません。
読者は記事に自分が求めている答えが無いとき、すぐに離脱してしまいます。
何でもかんでも詰め込まないようにするためにも、ペルソナの設定が重要なのです。
書く内容を明確にするため
ペルソナを設定しないで記事を書くと、「あれもこれも」と情報を付け足しがちです。
いくら文字数を稼いでも、読者の悩みとの関連性が無ければ検索順位は上がりません。
ペルソナが確立されていれば必要な情報がわかり、構成も執筆も短時間でできます。
万人ウケを狙わず、目の前の1人だけにプレゼンするつもりで書こう!
ペルソナの設定方法
では具体的にどうペルソナを設定すればいいのか?3つのステップにわけて説明します。
- ステップ1なぜ検索するのか考える
- ステップ2ターゲットを決める
- ステップ3細かく人物像を考える
ステップ1:なぜ検索するのか考える
まずは読者が「なぜこのキーワードで検索するのか?」を考えます。
例として「Webライター 稼ぎ方」というキーワードで記事を書くとしましょう。
このキーワードで検索する人は、なぜ検索するのかを書き出してみます。
もちろんほかにも意図はありますが、あまり多すぎると情報を詰め込み過ぎてしまいます。
この場合Webライター初心者~中級者までが読者になりそうですよね。
今の段階ではここまで絞れれば十分です。
ステップ2:ターゲットを決める
では実際にこのキーワードで検索するのはどういう人なのか?
まずは大まかなターゲットを決めましょう。
このように検索意図から大まかなターゲットを絞ることで、読者をイメージしていきます。
この段階では上記のように「なんとなくこんな感じかな」という程度で大丈夫です。
ステップ3:細かく人物像を考える
では先ほど考えたターゲットから、1人をピックアップしましょう。
ここでは「Webライターを始めたばかりの初心者・20~30代」からピックアップしてみます。
このように大まかなターゲットから1人の読者を想定して、記事の方向性を決めます。
今回は主婦の人ということで、「スキマ時間でもできるWebライターの稼ぎ方」というテーマにすればより内容がイメージしやすくなります。
ペルソナの設定で気をつけたいこと
ペルソナの設定で注意するべき点が3つあります。
なるべくシンプルにする
「具体的に項目を決めていく」のがペルソナなので、一見矛盾しているかと思います。
つまり「検索意図とは関係ない項目は省く」ということです。
先ほどの「Webライター 稼ぎ方」でいうと、
これらの項目はペルソナに組み込んでいません。
なぜなら「記事の内容に関係ない」からです。
細かく人物像を設定したほうがよりリアルですが、項目に凝り過ぎると届けたいメッセージがぶれてしまいます。
理想のペルソナを設定しない
これはWebライターがやりがちなことですが、あくまでペルソナは想像上の人物なため自分の都合のいい人を作り上げられます。
ですがそれでは「読者の悩みを解決する記事」ではなく、「あなたが書きたい記事」になってしまいます。
SNSや口コミ、知恵袋など「そのキーワードでリアルに悩んでいる人」からペルソナを設定するのがいいでしょう。
実際に悩んでいる人がいたらその人をペルソナにするのもアリ!
クライアントから指定があれば従う
Webライターの案件の中には、クライアントがあらかじめペルソナを設定してあるものもあります。
その場合勝手にペルソナを変更するのはNGです。
ペルソナが設定されている場合、見出し案もそれに沿った内容で構成されているはずです。
それをあなたが勝手に無視してしまうと、記事の方向性がぶれてしまうので注意しましょう。
まとめ:ペルソナの設定でより読者に寄り添う記事になる!
ペルソナは架空の人物にすぎませんが、それに沿った読者は必ずいます。
ペルソナの設定で1番重要なのは、「なぜそのキーワードで検索するのか?」を読み取ることです。
これができればWebライターとしてさらにステップアップできます。
これからは記事を書くまえに、ぜひこの記事で紹介したやり方でペルソナ設定を活用してください!