ブログで商品を売るためには「セールスライティングのスキルが必要」って聞いたけど、
どう書けばいいのかわからないなぁ…
今回はこんなお悩みにお答えします。
この記事の内容
- 収益を伸ばすセールスライティングのコツ
- セールスライティングの型
- セールスライティングを学ぶ方法
この記事を書いた人
こんな人におすすめ
- ブログのアフィリエイトで収益を伸ばしたい
- WebライターでLP案件などで大きく稼ぎたい
- 人の心を動かす文章術が知りたい
「文章でモノを売る」
それを可能にするセールスライティングを身につければ、あなたのブログやサイトの収益も伸ばせます!
「早くコツが知りたい!」という人はこちら
記事の後半ではセールスライティングで使える型やおすすめの学習方法を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
セールスライティングとは?
セールスライティングとは文章でモノを売る技術のことで、あなたが商品やサービスを文章で紹介して読者の購買意欲を引き出します。
消費者に直接営業する必要がなく、Web上で文章を残せば何人もの読者に伝わるという特徴があります。
セールスライティングとコピーライティングの違い
セールスライティングと間違えられがちな手法として「コピーライティング」があります。
しかしこの2つはまったくの別物として捉えてください。
- セールスライティング:読者の購買意欲を引き出すことが目的の文章
- コピーライティング:イメージアップや認知を高めることが目的の文章
コピーライティングはテレビCMや雑誌などの広告に使われることが多く、あくまで商品やサービスの認知がメインとなる手法です。
ポイント
どちらも最終的には購入につながるので、2つの違いは曖昧になりつつあります。
そのためコピーライティングは、セールスライティングの一部として捉えても問題ありません。
セールスライティングが必要な場面
ではどんなシーンでセールスライティングが必要なのでしょうか?
具体的には以下の場面があります。
セールスライティングが必要な場面
- DM作成
- ブログアフィリエイト
- LP(ランディングページ)
- メルマガ作成
- 雑誌などの広告
- ネットショップの商品ページ
これらはすべて特定の商品やサービスを購入、または申し込みをさせるのが目的なのでセールスライティングのスキルが欠かせません。
しかしDMやメルマガ、公式LINEなどは中身を開封されなければ意味がないので、タイトルや導入文で注目を集めるテクニックが必要になります。
収益を伸ばすセールスライティングのコツ5選
ブログやサイトの収益を伸ばすためにはセールスライティングは欠かせません。
では実際にどうやれば伸びるのか?
セールスライティングのコツを5つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
コツ①:商品やサービスを理解する
コツというより大前提ですが、あなたが扱う商品やサービスについてしっかりと理解していなければいけません。
ただその商品の特徴やメリットについて知るだけでなく
- その商品のターゲットはどんな人か
- その商品を使うと、どんな効果があるか
- ユーザーが抱きそうな疑問や悩みはなにか
- その疑問や悩みを解決する方法はあるか
- 他社商品との差別化ポイントはどこか
などなど、もっと商品やサービスに踏み込んだ内容を書ければ質の高い記事になります。
商品やサービスを知り尽くすために、とことんリサーチはするべき!
コツ②:ベネフィットを伝える
ベネフィットとは「商品やサービスを使うことによって得られる恩恵、利益」のことです。
ここでは「フィットネスジム」を具体例としてベネフィットを考えてみましょう。
商品の機能とベネフィットの例
- 機能(メリット):最新のマシンを取り揃えた24時間営業のジムです
- ベネフィット:3ヶ月で効果がでて、理想のカラダが手に入ります。
このように読者に「購入、利用したあとの未来」を想像させることが重要です。
同じ商品やサービスを説明するにしても、ベネフィットを伝えられているかどうかで読者に興味を持ってもらえるかが変わってきます。
>>ベネフィットについての詳しい解説はこちら
コツ③:読者の購買意欲を引き出す
読者が商品を購入するという行動を選択するまでには「注意→興味→欲求→行動」という順番があります。(AIDAの法則)
- 注意をひく
→特徴やベネフィットを提示して読者の関心をひく - 必要性を説く
→なぜその商品が必要なのか理由を説明する - 解決策であることを提示する
→読者のニーズを満たしていることを説明する - 疑いを晴らす
→レビューやデータ、競合との比較を載せる - 行動を促す
→いまがチャンスであることを示し、読者の背中を押す
そのため読者に行動させるために記事の中でステップを踏んでいく必要があります。
コツ④:「BFDフォーミュラ」を理解する
「BFDフォーミュラ」とは、ペルソナ設定のときに使う分析方法です。
>>ペルソナ設定についての詳しい解説はこちら
- 信念(Belief):買い手は何を信じているか?
- 感情(Feeling):買い手は何を感じているか?
- 願望(Desire):買い手は何を求めているか?
この3つの頭文字をとって「BFDフォーミュラ」といいます。
先ほどの「フィットネスジム」を例として考えてみましょう。
BFDフォーミュラの具体例
- 信念:運動不足のままではなんとなくいけないと思っている。
- 感情:ジムなんてどれも一緒だと思っていて、うさんくさい広告はあまり信用できない。
- 願望:理想のカラダを手に入れて、自分に自信を持てるようになりたい。
このような考えを持っていそうな想定読者にはどんなキャッチコピーが刺さるでしょうか?
「プロトレーナー監修のプログラム!3ヶ月で叶える理想のカラダ!」
というようなメッセージを載せられれば読者に刺さるかもしれません。
ただし誇張した表現は使わず、あくまで口コミや公式ページに載っている情報を組み合わせたキャッチコピーを意識しましょう。
コツ⑤:購入する理由を提示する
読者に「いま買うべき理由」を提示して行動を起こしてもらうよう背中を押します。
ここまでのステップで読者の購買意欲は高まっているので、成約まではもう一息です。
- 理由を与える:「いまなら○○%オフ」「〇月末までの限定」
- 不安を取り除く:「返金保証」「交換保証」
- 注文の手順を説明する:「サイトでの手順を示す」「ダウンロード方法を示す」
ブログで扱うアフィリエイトでは案件ごとにアプローチ方法が変わってきますが、本質はこのステップで読者の購買意欲を高められます。
しかしウソや誇張した表現はNGなので気をつけましょう。
セールスライティングで使える型や法則
ここではセールスライティングで役立つ文章の型を2つ紹介します。
- 新PASONAの法則(パソナの法則)
- BEAFの法則(ビーフの法則)
それぞれ1つずつ解説します。
その①:新PASONAの法則
「新PASONAの法則」は消費者に「行動」を起こしてもらうためのセールスライティングで使える法則です。
この法則は下記の要素で構成されています。
新PASONAの法則
- Problem:問題提起
- Affinity:親近感
- Solution:解決策
- Offer:提案
- Narrow down:絞り込み
- Action:行動
この構成を試しに「フィットネスジムの入会」に当てはめてみましょう。
- Problem:問題提起
→30歳を過ぎるとお腹周りが気になりだしませんか? - Affinity:親近感
→私も30歳を過ぎたころから体型が気になり始めて、コンプレックスになっていました。 - Solution:解決策
→そこで私はジムに通い始めたところ、3ヶ月で〇kgも痩せられました。 - Offer:提案
→24時間営業でいつでも通えますし、理想のカラダを手に入れれば自分に自信が持てるようになります。 - Narrow down:絞り込み
→数あるジムの中でもこんなおすすめのところはほかにありません! - Action:行動
→いまなら入会金0円のキャンペーン中です!
このようにまずは読者の悩みに寄り添い、記事で紹介している商品やサービスが悩みの解決策であることを提示します。
最初から「買って買って感」のある文章を書いてしまうと読者の購買意欲は高まりません。
アフィリエイトで商品を紹介するときはぜひ新PASONAの法則に当てはめてみてね!
その②:BEAFの法則
BEAFの法則は、読者の悩みを解消して購入につなげるための法則です。
この法則の特徴は最初に商品のベネフィットを提示することで読者を惹きつけます。
BEAFの法則
- Benefit:商品によって得られる恩恵
- Evidence:証拠、根拠
- Advantage:競合比較
- Feature:商品の特徴
今回は「ドラム式洗濯機」を例にBEAFの法則に当てはめてみましょう。
- Benefit:商品によって得られる恩恵
→このドラム式洗濯機は乾燥まで全自動でやってくれるので、手間が省け自由な時間が増えます。 - Evidence:証拠、根拠
→この洗濯機を利用した方から「洗濯がホントに楽になった」「天気を気にしなくて良くなった」という口コミが集まっています。 - Advantage:競合比較
→ほかの洗濯機にはない「スマホ連携」や「洗剤自動注入」といった機能があります。 - Feature:商品の特徴
→サイズも数種類取り揃えており、どんなご家庭にも対応できます。
物販など特定の商品を紹介するときにおすすめの法則です。
購買意欲がもともとある読者に対して最初にベネフィットを提示することで、さらに意欲を高められます。
セールスライティングの注意点【3つのNot】とは
3つのNotとは読者(消費者)の心理状態を表したもので、読者が購入にいたるまでにはこの3つのNotを解消する必要があります。
- 読まない(Not read)
- 信じない(Not believe)
- 行動しない(Not Action)
読者はこの3つのNotを抱えている前提で記事を書きます。
え、でもそれを取り除くのって難しそう…
確かに最初から疑われていると思うと難しく感じてしまいますが、問題ありません。
セールスライティングを使えばこの3つのNotを解消できます。
それぞれどう解消していくのか具体的なテクニックを紹介します。
「読ませる」:キャッチコピーを使う
つい見てしまうキャッチコピーに思い当たるものはありませんか?
- テレビCM
- ネット広告
- 電車の広告 などなど
あなたが興味のないジャンルでも「つい見てしまう広告」、そこにキャッチコピーのヒントがあります。
たとえばブログの記事でいえばタイトルやアイキャッチがこれにあたります。
短くともインパクトの強いメッセージを伝えられれば、読者の興味を惹き記事を読ませられます。
>>ブログのタイトル決めでお悩みの人はこちら
「信じさせる」:データや権威性を提示する
次の壁は「信じない」です。
読者は基本「この情報は真実なのか?」「うさんくさい」と疑っていることが多いです。
ここをクリアするためには「権威性」や「根拠となるデータ」を提示します。
先ほどの「フィットネスジム」を例に挙げてみましょう。
- プロのパーソナルトレーナーの○○が監修したプログラム!
- 3ヶ月通った会員の平均は-3.5kg!
- お試しコースを受けた人の95%が「続けたい」といっています!
まず「プロのパーソナルトレーナー」という肩書は情報の権威性を高めていますよね。
次に具体的な数字を使ってジムの効果や口コミを載せれば、根拠のあるデータとして読者に伝わります。
読者に「これは怪しくないんだ」と思わせるためにはその商品の権威性や根拠となるデータを提示しましょう。
「行動させる」:理由や手順を示す
2つのNotをクリアしても、最後の難関があります。
この「行動しない」というのは非常に高い壁で、読者が1番止まってしまうところでもあります。
これを解消するには以下のテクニックを使います。
- 簡便性
→「申し込みはたったの10分でOK」「3ステップで購入完了!」 - 必要性
→「始めるならいまがチャンス!」「あなたの○○な未来のために!」 - 限定性
→「いまなら入会金○○%引き!」「〇日間以内で返金保証付き」
このように読者に起こしてほしい行動を文章で「可視化」しましょう。
さらに読者に安心感を与えることも必要です。
「本当に購入しても損をしないだろうか?」と悩んでいる読者に対して安心感を与えれば、「行動しない」という最大の壁をクリアできます。
セールスライティングを学ぶ方法
セールスライティングのことはなんとなくわかってきたけど、実際にどうやって学べばいいの…?
セールスライティングを学ぶためのおすすめな方法を2つ紹介します。
- 書籍で学ぶ
- 実践で学ぶ
①:書籍で学ぶ
やはり書籍で学ぶのはとても効率がよく、信頼できる書籍にはネットには載っていない情報がたくさんあります。
私自身、ライティングスキルは書籍から学んだことがほとんどです。
まずは信頼できる書籍から知識をインプットしてみませんか?
手元に置いておけばいつでも見られるのが書籍のいいところですよ。
でも1番大事なのはインプットした知識を行動に活かすこと!
②:実践で学ぶ
2つ目は「何はともあれ実践するべし」です。
- ブログの記事を書く
- SNSで試してみる
- 本業に活かしてみる
読者だけでなくいろいろな場面で相手の心を動かすのに使えるのがセールスライティングです。
特に私たちブロガーは記事を書くことが本質なので、書かなければスキルアップもできません。
とにかくインプットとアウトプットを繰り返しながら、文章で人の心を動かせるようになりましょう。
まとめ:セールスライティングを身につければ文章で収益が出せる!
「文章でモノを売る技術」であるセールスライティングは、確かに難しく感じるかもしれません。
- 商品やサービスを理解する
- ベネフィットを伝える
- 読者の購買意欲を引き出す
- 「BFDフォーミュラ」を理解する
- 購入する理由を提示する
しかし今回紹介した5つのコツを意識しながら文章を書いていけば、あなたもセールスライティングを身につけられます。
ブログと同じでセールスライティングも「継続と挑戦」がスキルアップへの1番の近道です。
もしあなたが「なかなかアフィリエイトが成約しない…」と悩んでいるなら今回紹介したコツや法則をぜひ使ってください。