ブログの記事ってどれぐらいの文字数があればいいんだろう…?
今回はこんな悩みを解決します。
この記事の内容
- ブログに最適な文字数とは
- 文字数が多いと検索上位がとれる理由
- 文字数以外でSEOに効果的な書き方のコツ
この記事を書いた人
こんな人におすすめ
- ブログの記事に最適な文字数が知りたい
- 文字数が多いとどんなメリットがあるのか知りたい
- SEOに効果的な記事の書き方が知りたい
ブログの記事を書いていると、文字数で悩んだことはありませんか?
「2000文字は書かなきゃダメ」「5000文字は必要でしょ」など、文字数に関する情報はたくさんあります。
ですが結論として、ブログの記事に最適な文字数はありません。
しかし文字数はSEOとも関係しているので、この2つの関係は知っておいて損はないでしょう。
とはいえ文字数をやみくもに増やしても意味がないので、「文字数が多い=検索上位」は100%そうとは言い切れません。
記事の後半では文字数以外にできるSEOに効果的な記事の書き方のコツも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
【結論】ブログの記事に最適な文字数がない理由3つ
なぜ最適な文字数が存在しないのか?
これには主な理由が3つ存在します。
- 記事の評価基準は文字数ではない
- キーワードによって必要な文字数が変わる
- 文字数が少なくても上位表示されることがある
それぞれ1つずつ解説します。
理由①:記事の評価基準は文字数ではない
Googleなどの検索エンジンが記事を評価する基準は文字数ではなく、あくまで「記事の内容」で検索順位を決めています。
これについてはSEO関連の著名人でもあるGoogleのジョン・ミューラー氏がYouTubeやtwitterでも発言しています。
同氏の発言によれば「文字数の多さで記事を評価するアルゴリズムはない」としています。
では実際に検索上位に表示されている記事に共通するポイントとはなんでしょうか?
検索上位のポイント
- 読者が知りたい情報があるか
- キーワードが見出しや本文に入っているか
- 記事に信頼性や専門性はあるか
このように記事が上位に表示されるためには、文字数よりも読者に寄り添った内容かどうかが重要な基準となっています。
理由②:キーワードによって必要な文字数が変わる
読者が知りたい情報は検索するキーワードによって大きく変わります。
たとえば「仕事 辞めたい」と「退職代行 おすすめ」というキーワードでは読者の検索意図が違います。
どういう違いがあるの…?
それぞれの検索意図を考えてみよう!
検索意図の違い
- 仕事 辞めたい:「仕事を辞めたくなる原因」「辞めたくなったらするべきこと」「辞めるメリット、デメリット」などについて知りたいと思っている
- 退職代行 おすすめ:おすすめの退職代行サービス紹介、それぞれのレビュー、申し込み方が知りたいと思っている
「仕事 辞めたい」のキーワードの方が情報量が多くなる可能性が高いです。
一見似たジャンルのキーワードですが、記事の中身はこうも変わります。
知りたい情報量に差があれば、当然文字数にもばらつきがでてきます。
このことから「ブログの記事に最適な文字数」は明確にはありません。
理由③:文字数が少なくても上位表示されることがある
キーワードによっては文字数が少なくても検索上位に表示されます。
たとえば「東京 天気」や「今日は何の日」など単純な答えが求められるキーワードでは簡潔に答えを示している方が評価されやすいです。
さらに詳しく
「ブログ 文字数」というキーワードでは上位10記事の平均文字数が約5000文字ですが、約2500文字の記事が4位に表示されています。
(2022年11月調べ)使用ツール:キーワードプール
つまり読者が求める検索意図が十分にあると判断されれば文字数が少なくても問題ないということがわかります。
なぜブログは「文字数が多い=上位表示」なのか?
やっぱり上位の記事は文字数が多いと思うんだけど…
「文字数と検索順位は関係ない」とはいうものの、こう思っている人も多いでしょう。
ではなぜ文字数が多い記事ばかりが上位に表示されているのでしょうか?
それには3つの理由があります。
- 多くの読者のニーズを満たしているから
- ほかの関連キーワードも書いているから
- 読者の潜在ニーズも解決する内容だから
それぞれ詳しく解説します。
理由①:多くの読者のニーズを満たしているから
読者にとって必要な情報をたくさん盛り込んだ結果、文字数が多くなるケースです。
たとえば「ブログ」や「転職」といったいわゆるビッグキーワードで記事を書こうとすると、長文になりやすいです。
なぜならビッグキーワードの検索意図を網羅しようとすると必要な情報量が自然と多くなるので、文字数が多くなります。
「自然と」文字数が多くなるのがポイントだよ!
理由②:ほかの関連キーワードも書いているから
関連キーワードとは読者が検索したキーワードと関係がありそう、または連想されるであろうキーワードのことです。
例:「転職」の関連キーワード
- 志望動機
- 未経験
- 給料
- 転職エージェント
- エリア
- 職種 などなど
メインキーワードだけでなく関連キーワードを多く盛り込んだ記事は、Googleから「この記事はキーワードについて十分な説明がされている」と判断されます。
結果的に記事のボリュームは多くなり、さらに上位表示もされるということです。
関連キーワードを多く含んでいるということは、あらゆる検索ワードからのアクセスが見込めます。
アクセスが増える⇒多くの読者に需要があると判断される⇒検索上位に表示される
という流れが発生します。
理由③:読者の潜在ニーズも解決する内容だから
ブログの記事は通常「顕在ニーズ」を満たすために書かれていますが、「潜在ニーズ」も満たすような記事は文字数が多くなります。
潜在ニーズとは?
読者自身が自覚していないニーズのこと。
反対に読者が自覚しているニーズは「顕在ニーズ」と呼ばれている。
たとえば「東京 レストラン デート」というキーワードで検索する人は、「東京でデートに使えるオシャレなレストラン」を探したくて検索しますよね。
しかしその先には「デートの相手といい雰囲気になりたい」「好感度を上げたい」といった隠れた潜在ニーズがあります。
このような潜在ニーズを満たすような情報を盛り込んだ記事は、結果的にボリュームが多くなるので文字数も多くなるでしょう。
>>潜在ニーズについての詳しい解説記事はこちら
文字数以外にも!SEOに強いブログ記事の書き方5つ
検索流入のためにSEOに効果的な記事を書きたいのであれば、文字数以外におさえておきたいポイントが5つあります。
- キーワード選定にこだわる
- 読者の悩みを1記事で解決する
- 事前に見出し構成を作る
- 自分の経験談やノウハウを書く
- 読みやすい文章を書く
それぞれ詳しく解説します。
その①:キーワード選定にこだわる
Googleに記事が評価されるためには、まず前提として「検索需要があるかどうか」が大事です。
せっかく記事を書いて検索上位に表示されても、アクセスが無ければ意味がありません。
そうならないために「読まれる記事」を書くためのキーワード選定にはこだわるべきです。
キーワード選定の5ステップ
- メインのキーワードを決める
- メインキーワードのサジェストを見る
- 検索ボリュームをチェックする
- 読者の検索ニーズを知る
- 競合サイトをチェックする
キーワード選定をやらずに記事を書いてしまうと「誰にも読まれない記事の量産」のリスクがあるので、ここは時間をかけてでもやっておきましょう。
>>キーワード選定についての解説記事はこちら
その②:読者の悩みを1記事で解決する
読者がほかの記事に行く必要がないように、1記事で悩みを解決できるように記事を書きましょう。
せっかくあなたの記事を見ていても答えがあいまいであったり知りたい情報が無かったりすると、読者はすぐにあなたのブログから離脱してしまいます。
たとえ記事のボリュームが増えてしまっても、読者に必要な情報がたくさん書いてあれば問題ありません。
>>初心者でも使えるブログ構成のテンプレはこちら
その③:事前に見出し構成を作る
本文を書く前に記事の見出し構成は事前に作りましょう。
先に見出しを作っておくと
- 時間が削減できる
- 記事が書きやすくなる
といったメリットがあります。
また見出しには必ずキーワードを入れましょう。
Googleが記事を評価する基準の1つとして「見出しにキーワードが含まれているかどうか」があるので、積極的にキーワードを入れ込みましょう。
でも違和感がある文章にならないように気をつけよう!
>>読まれる見出し構成のコツはこちら
その④:自分の経験談やノウハウを書く
逆にいえば「丸パクリは絶対しないでください」ということです。
もちろんキーワードによっては記事の内容が似てしまうことは多々あります。
ですが同じような記事を書いてしまっては私たち個人ブロガーでは分が悪いですし、アクセスも伸びません。
あなたの経験談やあなたが悩みを解決した経緯などを記事に盛り込めば、記事にオリジナリティがでます。
独自性のある情報はGoogleからも評価されやすいので、書けるエピソードがあればどんどん書きましょう。
その⑤:読みやすい文章を書く
- 表記ゆれ
- 誤字脱字
このような初歩的ミスをしないのはもちろん、読者にストレスを与えるような記事は離脱率が上がってしまいます。
読みやすい文章を書くにはいくつかコツがあります。
- 結論ファーストで書く
- 箇条書きを使う
- スマホでの見え方を意識する
- 難しい表現は使わない
- ひらがなや漢字をバランスよく使う
この5つを実践するだけでいまより格段に読みやすい記事が書けます。
>>読みやすい文章を書くコツの詳しい解説はこちら
ブログの本文以外の最適な文字数とは
本文の文字数以外にも意識するべきポイントが2つあります。
- タイトル
- メタディスクリプション
この2つの最適な文字数や、SEOに効果的な書き方のコツを紹介します。
ブログの記事を上位に表示させたいなら必須のテクニックなので、ぜひご覧ください。
タイトル編
タイトルをつけるときの最適な文字数は40文字前後です。
これはなぜかというと、スマホやPCなどそれぞれ表示される文字数が関係しています。
表示される文字数
- スマホ⇒43文字まで
- パソコン⇒33文字まで
- SNS⇒40文字まで
しかし文字数にとらわれ過ぎてはだめです。
優先すべきは「読者に記事の内容が伝わるタイトル」なので、妥協せずしっかりキーワードを入れましょう。
>>タイトルの付け方に悩んでいる人はこちら
メタディスクリプション編
メタディスクリプションとは、記事の内容をまとめた説明文のことです。
表示される文字数
- スマホ⇒70文字程度
- パソコン⇒90~120文字程度
タイトルとは逆にスマホの方が表示される文字数が少なくなります。
いまはスマホによる検索がほとんどなので、メタディスクリプションは70文字前後がおすすめです。
まとめ:自然と文字数が多くなるのがコツ!
今回はブログの記事と文字数の関係について解説しました。
記事のまとめ
- ブログの記事に最適な文字数はない
- 必要な情報をたくさん盛り込んでいる=文字数が多くなる
- 文字数以外にもSEOに効果的なテクニックはたくさんある
読者の悩みを解決できる記事なのであれば、正直文字数は関係ありません。
ですが必要な情報を入れれば入れるほど文字数は当然多くなりますよね。
つまり「自然と」文字数が多くなるのがベストです。
文字数にとらわれず、読者にとって有益な情報をたくさん入れた記事作りを意識してください。
そうすればあなたの記事も評価され、検索順位も上がってくるでしょう。